外力とは関係なく、構造物そのものが自然と“振れる・振動する”様子の事を指します。この振動数を固有振動数と呼び、固有振動数(周波数)の低い振動モードから1次・2次・3次と呼びます。
フレーム構造計算でモデリングした※構造物全体の固有振動数(周波数)を外力とは関係なく、低い方から1次・2次・3次と求め、振動モード(変形のパターン)を表示します。
静解析だけでは荷重条件によって見落とす可能性のある強度バランスが取れていない構造でも、その固有振動数の間隔から構造物の強度バランスの把握ができるなど、全体の強度、剛性の確認に便利です。
※解析対象となるモデルは3D(立体)のみです。2D(平面)モデルは扱うことができません。
各振動モードは、イメージとアニメーションで視覚的に把握する事ができます。
最大10次まで計算する事が可能なので、触れる様子をより細分化して確認する事が可能です。
振幅が徐々に小さくなるような減衰振動の解析に利用できる臨界減衰係数を求められます。臨界減衰係数とは、振動しない最小の減衰係数で、質量比例減衰係数、剛性比例減衰係数の算出が可能です。
構造物自体の振動モード解析だけで無く、一部に重量物が取り付けられた状態などの解析が可能です。
振動モード解析で求められる計算結果
・固有振動数(Hz)
・固有周期(sec)
・臨界減衰係数
※「振動モード解析」は「フレーム構造解析 3D動解析」でのみ使用することができます。
※3Dでは動解析を初回起動から15日間製品版としてご利用でき、15日後は機能制限体験版となり節点数が16点までとなります。
※ソフトウェア仕様の詳細についてはこちらの「価格と製品仕様」ページを参照してください。