ますます充実の展開図パターン、全286種類まで拡大
常日頃、ダクト・シュート・パイプ等の展開図作成を中心に、建築モニュメントなど製缶業務以外でも幅広くご使用いただいているCADTOOL板金展開。
最新バージョン「Ver9」では、新たに15種類の展開コマンドを追加し、通常コマンド64種、伸びを考慮した展開図を作成できる厚肉対応コマンド10種となり、総計では200種以上ものダクト形状の展開図の作成が、寸法入力だけで行えるようになりました。その他展開コマンド/パターンの追加や板をけがく為の機能強化、手計算の入力工数を軽減する機能などが主に追加されました。
ますます便利に、使いやすくなったCADTOOL板金展開Ver9。これを機会にぜひ一度体験いただきお客さまの業務お役立てください!
Ver8以降、ユーザからの要望、ヒアリング等へ経て、さらに多様な展開図を作成できるようになりました。
今回のバージョンアップでは円錐台や放射分岐、ベンチュリー、シュート関連の展開図の計算に対応した、新たに15種の展開コマンド、57種類の入力方法が追加され、展開可能な形状がさらに増加いたしました。すべて合わせると展開コマンド64種と板厚を考慮した展開図に対応したコマンド10収録しております。各展開コマンドには複数の寸法入力方法が用意され、作成可能な展開図は総計286種類にのぼります。 今回の追加でもただ闇雲に追加するのではなく、ユーザからの意見要望に沿った「実務で使える」展開パターンです。
小判形と丸 | ねじり羽根 | 円すい台から円柱1 | 円すい台から円柱2 | 放射2分岐 | .放射3分岐 | 放射4分岐 | 放射5分岐 |
放射6分岐 | 蛇行ダクト | ベンチュリー | シュート乗継口 | シュート口 | 任意形状と丸 | 円すい台から厚肉円管分岐 |
従来の展開コマンドに対しても、ご利用ユーザー様のご要望を元に展開パターンを増やして機能強化しました。 例えば、ある展開図を作るのに複雑な数値入力が必要だった展開図も、新たに専用入力パターンが追加されたことにより数値入力の手間が大幅に簡素化されます、 これにより、展開図作成時間のさらなる短縮や、今まで作れなかった展開図の作成が出来るようになりました。
斜面から斜めに出る円柱の展開図に対応。斜面の角度や、斜面の対する角度を入力して、展開図を作成できます。
円すいの頂点を含んで部分から垂直に出る円柱や角柱の展開図が作成できるようになりました。
偏心のある四角すいの頂点から円柱が垂直に出る円柱の展開図が作成できるようになりました。
板厚による誤差を補正する機能を追加した展開パターンを追加しました。
CADTOOL板金展開の展開図作成は定型の展開コマンド選択して、寸法入力するのが基本でした。しかし、本コマンドは、その定型の展開コマンドの一部の形状をユーザが自由に作図することでできるというものです。
CADで作図した入り口形状のDXFファイルを読み込み、物体の高さと出口となる丸の径を入力する事で展開図を表示します。任意形状は、線分・円・円弧で 構成されたものに対応します。また、CADTOOL板金展開自体に簡易作図機能が追加され、CADが無くても入り口の任意形状の作図をする事ができます。入り口と出口は、同心のほかに中心差があるものや、入り口が傾斜状態に なった形状の展開図も作図できます。
エルボ管から伸びる円柱をつける場合、円管エルボコマンドを使用してエルボ展開図を作成し、円柱コマンド(円柱を斜めに切断するパターン)を使用し円柱展開図を作成し、それぞれをつなげて1つの展開図とする必要がありました。
新機能の直管延長機能を使うと、エルボ管作成用のコマンドのみで、エルボから伸びた円柱形状の展開図を作成出来、1枚のパイプ展開図として出力する事が出来ます。
展開図のイメージ中に区分線の長さを表示できるようになりました。板をケガいて板取りする場合などには、展開寸法を確認しながら実施できるので、便利にご利用いただけます。 また値の小数点以下の桁設定も可能です。
「標準 板金展開図コマンド」で、板厚情報を入力する「簡易板厚補正機能」が追加されました。 これにより、外径寸法値の入力時に板厚を手計算で考慮しながら入力する必要がなくなります。
01.円柱 | 03.円すい | 05.円の連結部 | 06.円管エルボ | 07.変形2片エルボ | 11.円柱から分岐1 | 51.小判形と丸 |
55.放射2分岐 | 56.放射3分岐 | 57.放射4分岐 | 58.放射5分岐 | 59.放射6分岐 | 60.蛇行ダクト | N01.任意形状と丸 |
実寸印刷での線幅、線色の設定が追加されました。 また印刷前に縦横のページ数を表示し全部で何ページになるか分かります。 全ページ印刷か特定のページのみ印刷かを選択して印刷が行うこともできます。 例えば、板取りのためのけがき作業に使う型紙として使用する際に線種に意味を持たせるなど使い方次第でいろいろな用途に利用できます。