■用語解説:
機械設計では一般的に
せん断力を断面積で割って
せん断応力を求める場合が多いがこれは平均的なせん断
応力となり、実際には断面形状に応じてせん断応力の値は変化しているがその応力分布や断面内の最大値を求めるのは容易ではない。鋼材などを使う構造設計の場合はせん断応力の分布も考慮しつつ簡便に扱えるようにせん断力方向と同じ方向の板部(ウェブ)でせん断応力を受け、せん断力方向と直交する板部(フランジ)はせん断力は受けないと考え、せん断力を受けるウェブ面積をせん断有効断面積としてせん断応力を求める方法がある。